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2005年度モエ・エ・シャンドン新人デザイナー賞を受賞したデザイナーが 当社を訪問し、朝日新聞と京都新聞に掲載されました。

モエ・エ・シャンドン新人デザイナー賞は、ロンドン、ニューヨーク、ミラノ、パリなどでファッションをサポートしている「モエ・エ・シャンドン」が、世界的ファッション支援活動の一環として行うもので、東京コレクションに参加する若手ファッションデザイナーが対象の賞です。

当社のシルク生地サンプルを説明している下記の写真は新聞から直接スキャンしたもので画質はよくないです。以下、掲載された新聞の記事を抜粋します。


伝統の丹ちり 創造力わいた

若手デザイナーら手応え ブランド化へ 生地つぶさに

丹後のシルク(絹)やちりめん技術のブランド化の可能性を探るため、生産現場を視察に京丹後市を訪問していた新進若手デザイナーが16日、2日間の日程を終えた。丹後ちりめん独特のしぼをもつ生地やそのしぼを生む撚糸の生産を見学し、「工程を実際に目で見ることで、作品の創造意欲がかき立てられた」と感想を話した。
訪れたのは、東京コレクションなどで活躍するデザイナー集団「ミントデザインズ」の勝井北斗(33)と八木奈央(32)。市が地場産業の活性化にと、招待した。
精練加工などを視察した15日に続き、16日は地元の機業工場で製造工程を見て回った。網野町浅茂川の田勇機業では50種類ほどの見本生地が紹介され、透けて見える生地や江戸小紋を織りで表現した生地など3点を参考に持ち帰った。
視察後、八木さんは「伝統産業ということで、若いデザイナーには敷居が高く取り組みにくいが、素材面やデザイン面は問題ない。特徴のしぼが着物っぽく見えたり若い人になじみがないので、色や柄でどう新鮮に見せるかが必要だと思う」と評価し、勝井さんは「いろいろな可能性をみることができた。布づくりから手がけてみたい」と語った。

丹後シルク、脱伝統

東京で活躍中の若手デザイナーが15、16の両日、京丹後市の招きで市内の織元などを見学した。「丹後シルク」のブランド化や和装にこだわらないファッションへのアイデアをもとめて、産地の関係者と話し合った。
訪れたのは、「東京発日本ファッションウイーク」に出展し、若手の登竜門とされる「モエ・エ・シャンドン新人デザイナー賞」を受賞した勝井北斗さんと八木奈央さん。プランニング会社代表の森口由紀子さんも同行した。
市の総合企画参事に今月就任した高見彗さんが「伝統から離れ、若い発想で丹後ちりめんのよさを生かすアイデアを提言してほしい」と招いた。
3人は15日に丹後織物工業組合などを見学。16日は丹後を代表する織元の吉村機業と田勇機業を訪れ、絹を織って染色する生産現場を見た。
織元では生地のサンプル約50点を手にし、江戸小紋や紗、微妙に光る新素材に興味を示し、3点のサンプルを東京に持ち帰った。勝井さんは「生産現場を見て創作意欲をかき立てられた」と感想を語った。




田勇機業株式会社 〒629-3104 京都府京丹後市網野町浅茂川112